yami to hikari

闇と光、 自分にもあり、隣人にもある。

カテゴリ: 施設

今日は利用者さんの運動会でした。
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天候に恵まれず。とにかく寒かった。気温なんと13度!
利用者さんが風邪ひかないか心配でした。

普通、運動会ってリハーサルがあると思うんですけど、
こういう施設ではぶっつけ本番です。
段取りの悪さは気にしない!とにかく無事に、楽しく。
利用者さんたちは楽しんだかな?
競技よりも、終了後のお弁当の方が楽しみみたいでした(笑)。

無事に終わって何より。

ついにうちの施設がニュースに出ました。
事件から2か月近く経過してからニュースになるんですね。
利用者さんは骨折、職員は早いうちに解雇されてます。
地方ニュースのスポット的な扱いで、地味~な感じでした。

同じ虐待でも、大騒ぎになるものがあったり、
今回みたいにふわっと扱われたり、
マスコミもどういう基準で報道してるんだろう。
法人の力も関係してるのかな?
うちの法人は大きくて古いから、なんらかの協定みたいのがあるのかな。

取材班も敷地内に入ってきたようです。
私ら職員には、個々の感想など述べないよう、緘口令が敷かれています。
かといって「知りません」とも言うなと。
丁寧に「総務で対応しておりますのでそちらにお尋ねください」
そう応えるように指示がありました。

まぁ、こういうことが起きないようにするのが一番ですね。
そもそも「誰でもウェルカム」な採用をしてるからこんなことになるんじゃないかと・・・。

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そういや採用試験に「適性検査」はなかったな・・・

昨日は、「利用者さんによって他の利用者さんの耳が喰いちぎられる」
という記事を書きました。
こういう事故は年に数回起きます。
たとえば学校や普通の職場でこんなことが起きた場合、大騒ぎになりますよね。
重度知的障がい者施設では、「あ~、やっちゃったのね・・」
聞いた職員には一瞬の驚きはあるものの、
利用者さんの人物像や状況から、「起きても仕方のない事柄」と認識します。
「怖い」という感想もありません。

普通なら傷害事件として扱われる問題です。
しかし、被害に遭った方の保護者も、「ああ、そうなんですね」
大概そんな反応で終わってしまうのです。
大騒ぎすれば施設に居づらくなると思うのか、
相手も知的障がい者だからという気持ちからか、
あまり関心がないのか・・・。

私個人的な意見ですが、
「もっと騒いでください!施設や加害者の非をちゃんと追及してください!」
と思います。
外部からの大きな声がないと、このおかしな環境は改善しないと感じています。

耳を喰いちぎった利用者さんは、日ごろから暴力行為の顕著な人です。
もう何度も似たような事故を繰り返していますが、
保護者はどこ吹く風で、電話をしても淡白なもんです。

正直、この利用者さんに対しては、知的障がい者施設での支援に限界を感じています。

先日、この件に関して5時間近く会議をしましたが、
「もう精神科の領域ではないのか?」
私も含めてそんな意見も出ました。

精神薬は多くの利用者さんが服用しています。
多くの精神科医が有用性を認めていますが、
中には、「絶対に精神薬を使いたくない」と仰る保護者もいらっしゃいます。
耳を喰いちぎった利用者さんの保護者がまさにそんな方です(しかも医者です)。
わが子可愛さはわかりますが、相手に大けがをさせといて何だろう、と思います。

一般の人であれば警察のお世話になるか精神病棟行きです。
知的障がい者はこんな場面でも保護されるんでしょうか?
多くの知的障がい者が生活している施設では、「ありのままでいてもらう」ことはとても難しいのが現状です。
このような事故が起きた場合、普通は保護者と相談し、精神科病棟に入院して頂き、
興奮や他害が収まるまで保護室で薬の調整を行います。
薬の調整が終了後退院、精神薬を服用しながら施設での生活が再開します。

(私は今、とてもデリケートな問題を語っていると思いますが、綺麗ごとを吐く気はありません。)

どのような立場の人間であれ、人様に迷惑をかけたときは然るべき責任を取る、
それが道理ではないのでしょうか。

刑事罰に問えない一般市民は、その後「治療」ということになります。
それすら免れる存在とは?
それこそ差別だと私は思うのですが。

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書いててとてもやりきれない気持ちになるなぁ・・・。
*しかし知的障がい者が法的に裁かれる事件も過去あります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/レッサーパンダ帽男殺人事件

どうしてまたブログを書く気になったか?

実は現在の自分の仕事に関わっています。

今私は、重度知的障碍者施設で生活支援員として働いています。
要は知的障碍者の身の周りのお世話をする仕事です。

ご存知の通りこの職種は、担い手がどんどん減少しています。
理由は単純、「安い」「汚い」「キツイ」、
負の三拍子が揃えば、誰だって敬遠してしまう職業になってしまうのではないでしょうか。
施設は慢性的な人手不足、職につくのは簡単です。
結構な数の施設が「学歴不問」「経験不問」「資格不要」で職員を募集しています。
臨時職員やパートタイマーとしての採用が多いと思いますが。
私もはじめ臨時職員として採用され、その後正規職員採用試験に合格し、現在に至っています。

そんなふうにホイホイと採用してしまうもんだから、
実に多種多様の人間が、この手の施設に集まってきます。
然るべき養成機関で福祉系の資格を取り志高く就職した人、
どこにも働き口が見つからず面接したら「明日から来て」と言われた人・・・

「社会福祉法人」という立派な冠の下で、

酒飲んで夜勤に来て利用者の居室で寝ているとか、
悪さをしたから利用者の食事を抜くとか、

お漏らしが酷い利用者に、「オメエくせーんだよ!近寄るな!」(近寄らなきゃお世話ができません)
言葉がおぼつかない利用者に、「なんか言え!この負け犬!」(障碍者に勝ちも負けもありません)


フィクションではなく、現実なのです。

そして虐待は犯罪であり、黙認している職員も同罪なのです。

(自分も一員だ)という意識。葛藤の日々。
欝々としながらぼんやり悩みに時間を費やすより、
頭の中を整理しよう。何か書いてみよう。

そんな気持ちが、ブログをスタートした大きな理由です。
(もちろん「雑記の一部」との位置づけではありますが)
今後施設のyamiについて、書いていくつもりです。

(どんな人もhikariの部分を持ち合わせていると信じつつ・・)

*プライバシーに十分配慮した上で執筆いたします。











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