yami to hikari

闇と光、 自分にもあり、隣人にもある。

カテゴリ: 介護の仕事

夜勤で風邪ひいた様子。
喉痛い、鼻水出る。

今回の夜勤は(も)大変でした。
次から次へとお客様(利用者さん)が詰め所にご来訪。

21時~22時40分
いつもの若い娘さん。「眠れないもん」とご来訪。
眠れないと言われても。「寝なさいよー」としか言いようがないのです。
こんなこと言うと何ですが、「眠れない」と言いながら生き物の唸り声を上げ続けます。
ヒトってこんな周波数の声が出るんだ、というような・・。
夜間なので他の利用者さんの脳髄にキテるはず。
「寝なさいよー」がだんだん「寝なさいっ」に変化していきます。
その後は彼女が諦めて(かまってほしいのです)自室に戻るまでゆるっと放置するしかないのです。

23時半
尿失禁した利用者さんがご来訪。
「おしっこ出た、おしっこ出た」と詰め所を激しくノック。
紙パンツを2枚履きにしてますが、それでも漏れる。
パジャマも濡れてしまい、着替えます。トイレ内で着替えてもらいます。
その間、居室のベッドをチェック。防水シーツはセーフ。
彼女が再入眠したのを見届けたのは0時過ぎ。

書類整理が終わり、仮眠します。1時半を回ってました。

3時
速い足音にはっとして起きます。
モニターには尿失禁を訴えた利用者さんが、他の人の居室に向かう姿が。
施錠してますが、他の利用者さんを起こしてしまうとまた面倒なことになるので、
「何してる?」と低い声で制止します。
「・・ちゃんとするちゃんとする・・」
と言いながら自室に戻る利用者さん。この方、夜中こういうことするのが多い。
そして朝方寝るので、朝食で起こしてもなかなか起きません。
4時まで、早い足音、制止の繰り返し。

4時
隣のユニットの利用者さんがご来訪。
「布団片づけてください」
「・・・・まだ夜だよ。寝ててください」
「はい」
この後、この会話が何十回も続きます(苦笑)。

直後に、寝ぐずった若い娘がご来訪。
「テレビみたいもん」「お腹痛いもん」
関わりが持ちたいだけのことが多いので、しばらく静観。
そしてまたあの唸り声・・・寝ている他の方の大迷惑です。
「いい加減にしてください!部屋に戻って!」
すぐに戻るわけがない。

「布団片づけてください」「テレビ観たいもん」
・・・5時まで、ドア越しの押し問答が繰り広げられます。

5時
他の利用者さんが煩さに目を覚まし、ひとりふたりとトイレにやってきます。
トイレ前が詰め所。
ヘタすると腹いせに他害してしまうので、廊下に出ます。
利用者さん、一度トイレに固執してしまうと、その後5分おきにトイレに来るんですね。
危ないったらありゃしない。
「何回もトイレに来ません!危ないから部屋に戻って!」
低い声で促します。唸り声の若い子もなんとか居室に戻します。
その間も、「布団片づけて」とノックする利用者さんの声が聞こえる・・・。

6時
「開けてートイレー」
危険防止のため施錠されてる利用者さんが騒ぎ始めます。
鍵を開けて「静かに行ってください」とトイレに促します。
この方、独特の声をしており、この声で周りが不穏になるのです。
(以前書いた耳を喰いちぎられた人)
この方が起きると事故防止のため気が抜けません。
モニターを見ると、「布団片づけてください」の利用者さんが、
しびれを切らして全裸になっている(苦笑)。

7時
起床時には、もう私は死んでます(苦笑)。

知的障がい者施設の夜勤は、体力よりも気力勝負です。
利用者さんは1度の促しで指示に従うことはまずありません。
何回、何十回もデジャブが続きます。
悪い夢の中のようです(笑)。
まぁ体力的にラクなので夜勤を好む職員もいます。
行事の後なんかは皆疲れて、朝まで静かだったりもしますが・・・。

私にとってはハードな夜勤。
こんな状態で、1回の手当は3000円に満たないのですよ・・・。

P_20170719_175218
よくやってるわ・・・入所施設の職員さん、お疲れ様です。
気持ちは曇天ですよね(苦笑)。

ついにうちの施設がニュースに出ました。
事件から2か月近く経過してからニュースになるんですね。
利用者さんは骨折、職員は早いうちに解雇されてます。
地方ニュースのスポット的な扱いで、地味~な感じでした。

同じ虐待でも、大騒ぎになるものがあったり、
今回みたいにふわっと扱われたり、
マスコミもどういう基準で報道してるんだろう。
法人の力も関係してるのかな?
うちの法人は大きくて古いから、なんらかの協定みたいのがあるのかな。

取材班も敷地内に入ってきたようです。
私ら職員には、個々の感想など述べないよう、緘口令が敷かれています。
かといって「知りません」とも言うなと。
丁寧に「総務で対応しておりますのでそちらにお尋ねください」
そう応えるように指示がありました。

まぁ、こういうことが起きないようにするのが一番ですね。
そもそも「誰でもウェルカム」な採用をしてるからこんなことになるんじゃないかと・・・。

P_20180304_204654
そういや採用試験に「適性検査」はなかったな・・・

昨日は、「利用者さんによって他の利用者さんの耳が喰いちぎられる」
という記事を書きました。
こういう事故は年に数回起きます。
たとえば学校や普通の職場でこんなことが起きた場合、大騒ぎになりますよね。
重度知的障がい者施設では、「あ~、やっちゃったのね・・」
聞いた職員には一瞬の驚きはあるものの、
利用者さんの人物像や状況から、「起きても仕方のない事柄」と認識します。
「怖い」という感想もありません。

普通なら傷害事件として扱われる問題です。
しかし、被害に遭った方の保護者も、「ああ、そうなんですね」
大概そんな反応で終わってしまうのです。
大騒ぎすれば施設に居づらくなると思うのか、
相手も知的障がい者だからという気持ちからか、
あまり関心がないのか・・・。

私個人的な意見ですが、
「もっと騒いでください!施設や加害者の非をちゃんと追及してください!」
と思います。
外部からの大きな声がないと、このおかしな環境は改善しないと感じています。

耳を喰いちぎった利用者さんは、日ごろから暴力行為の顕著な人です。
もう何度も似たような事故を繰り返していますが、
保護者はどこ吹く風で、電話をしても淡白なもんです。

正直、この利用者さんに対しては、知的障がい者施設での支援に限界を感じています。

先日、この件に関して5時間近く会議をしましたが、
「もう精神科の領域ではないのか?」
私も含めてそんな意見も出ました。

精神薬は多くの利用者さんが服用しています。
多くの精神科医が有用性を認めていますが、
中には、「絶対に精神薬を使いたくない」と仰る保護者もいらっしゃいます。
耳を喰いちぎった利用者さんの保護者がまさにそんな方です(しかも医者です)。
わが子可愛さはわかりますが、相手に大けがをさせといて何だろう、と思います。

一般の人であれば警察のお世話になるか精神病棟行きです。
知的障がい者はこんな場面でも保護されるんでしょうか?
多くの知的障がい者が生活している施設では、「ありのままでいてもらう」ことはとても難しいのが現状です。
このような事故が起きた場合、普通は保護者と相談し、精神科病棟に入院して頂き、
興奮や他害が収まるまで保護室で薬の調整を行います。
薬の調整が終了後退院、精神薬を服用しながら施設での生活が再開します。

(私は今、とてもデリケートな問題を語っていると思いますが、綺麗ごとを吐く気はありません。)

どのような立場の人間であれ、人様に迷惑をかけたときは然るべき責任を取る、
それが道理ではないのでしょうか。

刑事罰に問えない一般市民は、その後「治療」ということになります。
それすら免れる存在とは?
それこそ差別だと私は思うのですが。

P_20180512_203402

書いててとてもやりきれない気持ちになるなぁ・・・。
*しかし知的障がい者が法的に裁かれる事件も過去あります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/レッサーパンダ帽男殺人事件

先日、利用者さんが、
他の利用者さんの耳を喰いちぎるという事故が起きました。
耳は、皮一枚で繋がった状態。
診療所で縫合し、なんとか耳は復活しましたが。

知的障がい者施設では、いろいろな事故が起きます。
気に入らない人の顔を思いきり踏みつけ、
踏まれた人の両目から流血、失明寸前にさせたり、
体当たりして骨折させたり、
自分の指を思いきり相手に噛ませたり・・。

私たちが思いもよらないような事故です。
だから現場での職員間の叱責が強くなるのでしょうか。
働いている職員にはストレスの負荷が半端ありません。

居合わせた職員も責任を感じる問題です。
そして私も「他人事ではない」と感じます。

耳を喰いちぎった利用者さんは、
居室を施錠され、ほぼ一日中拘束されています。

今後この利用者さんの処遇が検討されることになっています。
私達も現在、どうしていいのかわからない状態です。

1500216780292
知的障がい者支援は、考えさせられることが多すぎる

さすがに、夜勤なしの5連勤は疲れますね。
時間も毎日バラバラ。早朝のシフトがあったり、今日は夜までの勤務。
しかも今日はお風呂の日です。
お風呂介助は本当に体力奪われます(涙)。

土日は比較的のんびりとした日課ですけど、
月曜がばたばた忙しいので、その準備に追われることも。

そうだ、今日は長年うちの施設に居住している利用者さんが、
病院に行く日です。
認知症の方が多く入院している精神科です。
今日は初診となりますが、今後入院となるでしょう。

入院したら帰ってこない可能性もあります。

実はその利用者さん、私は大好きなんですよ。
過去は高校の普通科を出て普通に就職していた方です。
今の時代なら、アスペルガー症候群という障がい名が付くであろう方で。
現在はお話が出来る時と出来ないときの差が激しいけれど、
ちゃんと話が出来る時は、こちらの体調を気遣ってくれたり、
お手伝いをしたがったり、善い方なのです。

今は興奮すると全裸になったり、職員を叩いたりが多くなってます。
入院を決めたのは前リーダー。
話しぶりから、なにか「厄介払い」のようなニュアンスを感じました。
職員の負担を減らすことを第一に考えてた人でした。
(職員からすれば負担が減るのはラクだけど)
新しい環境が利用者さんの負担にならないだろうか・・・。

薬の調整が終わったら、戻って来る可能性もあります。
また昔話を聞かせてほしいです。

P_20180414_200443_1
その利用者さんも猫が大好き

このページのトップヘ