初めて買ったレコードは「reflections」、
初めて行ったコンサートは寺尾聡。
中1の時でした。

何故、あんなにハマったのか。
何故あんなに総てがカッコイイと思ったのか。
単にブームに乗ったわけではありませんでした。
それだけなら、レコードも買わず、コンサートになんか行くわけがない。
大昔の13歳なんてまだまだコドモで、
当たり前のように、コンサート行きは母親に大反対されました。
それを押し切り、しかも友達の分までチケット代を払い、
震える気持ちで強行したのです。
「ホンキ」でした。

コンサートで観た、実物の寺尾さん。
(うわぁ、本物だぁ!)
生まれて初めてのコンサートだし、同じ空間にいるしで、
感動は半端ありませんでした。
寺尾さんの大好物のイチゴを、
ステージに持ってくる人が続出してました(笑)。

何故あんなに好きだったのか。

初恋の同級生に、クソミソ言われた記憶があります(笑)。
「なんであんなジジイがいいの?」
「サルみたいな変な顔!」
・・・酷くないですか(笑)。
その時は黙ってしまいましたけど、
今、BBAになった私ならわかります。
「ジジイ(大人)だからいいの!」
そう、当時34歳の寺尾さんはこう呼ばれてました。

ナイス・ミドル

これ死語だし(笑)、今の感覚じゃこれまた失礼な話です。
嵐の二宮に「ナイス・ミドル!」なんて言わないでしょ(笑)。
昔は30過ぎたら十分に大人だし、中年でした。
たぶん、捻じれたファザコンの私にはとても魅力的に思えたんでしょうね。

サルみたいな顔・・・(苦笑)。
寺尾さんに関しては顔じゃなく、
朴訥でシャイな雰囲気に惹かれたんだと思います。
それでいてちょっとおちゃめな感じ。
13歳にして、母性がヤラれたんでしょうね(笑)。


それから、音楽性ですよね。
当時、私はマッチに夢中でした(笑)。
そう、今やジャニーズの大御所、マッチさん(近藤真彦)です。
アイドルだらけのヒットチャートに、寺尾聡の曲は異色でした。
アルバムを買う前、クラスの音楽好きの男子がテープに録音してくれて、
「ヘッドフォンで聴いてみれ!いいから!」
聴いてみると、その音に衝撃を受けました。
聴きなれた「歌謡曲」とはかなり違う。
寺尾さんの歌もいいけど、
なんなんだ、このバックミュージシャン?のレベルの高さは!、みたいな。

そして、「井上鑑」というアレンジャーの名を知ることとなるのです。
(後半につづく)