yami to hikari

闇と光、 自分にもあり、隣人にもある。

このブログでは全く触れてませんでしたが、
私には問題の多い弟がひとり居ます。
一緒に住んでるわけでは無いので、実害を被ることは日常的ではないですが、
一昨日、実家に寄った際、非常に不快な思いをしたので初めていろいろ書きます。

弟は統合失調症と診断されています。
が、投薬治療を自己放棄してもう数年経過しています。
普通、放置していれば症状は悪化する一方だと思いますが、
私が観る限り平行線です。
良い状態ではないものの、特有の症状は見当たらないということです。
しかし、明らかにヤツの精神は尋常ではない。
おそらく、ベースにパーソナリティ障害を持ってる故ではないかな、
と私は思ってます。

昔から「偏屈な変わり者」と家族に思われていた弟です。
ヤツが20歳くらいの頃、時折結婚した私のうちに遊びに来ていたのですが、
玄関に上がるなり、
「なんか空気がおかしい!」
と言って、いきなりうちの窓を開けるという・・・
真冬だろうがやっちゃうので暴挙です。
「自分では空気おかしいの気づかないでしょ?」
と、なんか自分の行いを全く意に介してないというか、
正当化してるような口ぶりです。
(変なヤツ!)
と思いつつも当時は流してました。
だってそれが弟なので・・・。

そして当時から弟はこんな表情を常にしていました。
アノニマス
弟の不自然な笑顔って何かに似てると思ってたけど、
アノニマスのお面にそっくりです。
性根を見破られない工夫なんでしょうか。
しかしこの笑顔は一瞬で変わります。
こちらがヤツにとって耳が痛いことを告げたとたん、
今にも掴みかかって来そうな顔つきになるのです。
しかし、その表情も数秒後には元のアノニマス笑顔に戻るのです。
そして、
「わかったわかったわかった!もういい、ははは」
と満面の笑顔で、振り払うような手ぶりをして、話を強制終了させてしまう。
人の話を聞く耳がないので、永久にヤツは独善の中です。

ヤツの暴挙は枚挙にいとまがないです。
最初の就職は上司をぶん殴ってクビ、
仕事はほぼ無断欠勤を続けてクビ、
お金がないのに飲み屋に行って無銭飲食、
お金がないから無断駐車をし続ける、家賃滞納、
あげくに大暴れ、住んでる物件をめちゃくちゃに破壊、
結果、警察沙汰・・・。
ワケわかりません・・・。

親がヤツのために払った代償は何百万です。
やらかしたことの尻拭いをずっとし続けています。
それでも、自分は悪くないと思っているのか反省の色ナシ、
同じことを何回も繰り返す・・・。

ヤツがおかしくなるパターンがあるように思います。
まず、彼女が出来るところから始まるようです。
100万の味方を得た気持ちになるのでしょうか。
酒の力も借りてだんだん気が大きくなる。
一昨日はヤツの彼女にも会いましたが、
おそらく短時間で共依存の関係に陥るのでしょう。
非常に従順で、自分の意思を持ってない印象を受けました。
歴代の彼女たちも、献身的に弟を支えていたのだと思います。
それだけにある意味、こちらの話を、彼女も聞く耳を持たない。
前の彼女はスナックを経営していて、
虎になった弟が暴れて店を破壊され、警察を呼びました。
そこまでしないと誰も止められない程、荒れ狂うのです。

一昨日は父の車を運転して、ヤツが飲み屋に行ったのが事の発端です。
当然のように飲酒運転で帰宅する前提で行った。
(それ以前にガキのような理由が背景にあるのですが略します)
連絡が無くて心配した彼女が、うちの親に電話してきました。
父はてっきり買い物に行ったと思ってました。
いったん電話を切り、弟の所在がわかったところで、再度彼女から電話がありました。
二人の行きつけのスナックにヤツはいました。
最初父も独りで車を取りに行くと言ってたのですが、
そのうち言いにくそうに、
「姉ちゃん、オレ、「酎」入ってるのさ・・一緒に行ってくれない?」
・・・・・・・・。
断酒したと思った父、また飲み始めてました・・・。
そんなわけで、迎えに来た彼女の車に私も同行です。
何とも言えない、はらわたが煮えくり返るような怒りを抱えながら。

運転する彼女に、ご迷惑おかけして申し訳ありません、と謝りながら、
(もうあんなヤツほっといてください)というニュアンスのことをやんわり伝えます。
おそらく、この人かなり振り回されるだろうな・・と思いました。
案の定、何を言っても、
「でも優しいんです」「いいところもあって」
まったく、のれんに話してるような気分になりました。
わかるんですよ、女心という意味では・・・しみじみわかります。
煮え湯を飲まされた後やさしくされると、余計身に染みるんでしょう。
だけどヤツはちょっとやそっとのレベルを超えちゃうんです。
激しい暴力を目の当たりにして、警察沙汰になって、ヤツの精神が崩壊していって、
って、そこまでになって気づくのはかわいそうだと思いました。
でも今は、そこまでならないと共依存の関係って断てないだろうと諦めました。

彼女が店に入って事情を説明したとたん、
「おせっかい!」
と怒鳴られたようです。
私の怒りはMAXです。
お前が原因を作らなければ、お節介を焼く必要はなかったのだ、と。
ぶっ飛ばしてやりたいほど腹が立ちました。
私と父は小雨の中、店の外にいて、車だけ引き取る気でいました。
ヤツの顔を見たら私もどうなるかわからない。
そのうちヤツが店から出てきました。
いつもの、アノニマスの面はどこにもありません。
真顔で、大声で彼女を罵ります。
威張り腐ったその態度に、私は怒りで息が切れる感覚を憶えました。
車を止めた場所を教えるために外に出てきたようです。
そこにつくと、ヤツは大声で、
「はい、ここに、あの店に来た人は誰でも、車を停めることができます!!!」
と叫びました。
何が言いたいのか?!
駐車場があるんだから、車で来店して飲んで運転して帰ってもいいと言いたいのか?!
俺は悪くない、駐車場を用意した店が悪いとでも?!

しかも、そこに父の車は無いし。
完全に、酔っぱらって記憶がおかしくなってます。
「無いんだけど!」
私が言うと、間違えた自分が気まずかったのでしょうね。
「お前が余計なことをするからだ!」「早くしろ!俺が風邪ひくだろ!」
と彼女にまた怒鳴り始めました。
私もついに発狂ですね。
「ふざけんな!彼女に怒鳴る権利はお前にはない!!!!!!

ヤツには聞こえてたはずです。
その言葉に対するものなのか、
「父さんも姉ちゃんも早く帰れ」と、
またあの手で追い払うような仕草をしていました。
お前に言われなくても帰るっつーの!このはんかくさいものがっっ

彼女には小声で、
「今日は帰った方がいい、ほっといたほうがいい」
と諭しましたが、やはり、
「いえいいんです、いつものことなので」
と・・・。
理不尽に弟にぶん殴られるんじゃないかと心配したのですが、言っても無駄でした。

その後、私が運転して実家に帰りましたが、腹が立って腹が立って・・・。
私の弟とのスタンスの取り方は、少し大目に見てるようなところがありました。
昔、警察沙汰になっても手をこまねいてる両親に業を煮やし、
「もうアイツを引き摺ってでも病院に連れて行かないとだめだよ」
「私が連れて行くよ」
と言ったことがありました。
それでも両親は動く気が無く、
「どうして?このままじゃアイツ自殺するかもよ」
「いや、そうなったほうが我々はラクだ」
・・・・・。

親に自分の死を願われるなんて。

哀れだ、と思いました。

その後、いろいろと経緯があり、
昏迷状態に陥った弟は救急搬送され、
(自殺未遂ではありません。ヤツに希死念慮は全くありません。)
統合失調症の治療を受けましたが、どの薬も効かず、
遂に電気けいれん療法が施されました。
最初にも述べましたが、おそらくパーソナリティ障害、アルコール依存症と複合的に持っているため、
教科書通りに薬が効かなかったのかもしれません。
まあ、最終手段ですね。
それが劇的に効き、
数年間、少年期のような穏やかな弟に戻ったのでした。
しかし電気けいれん療法は永続的な物ではありません。
継続的に通院しなくては、服薬しなくては、元の木阿弥なのです。

そう、私は今まで弟に甘めでした。
渋々ですが、リースカーの保証人になり、
3日で車をお釈迦にした弟。
(弁償代金は親が払った)
何かやらかしても、反省し、真摯に毎日を積み重ねてゆけば、
いずれ周りも理解してくれる、信頼は回復する・・。
それが全く見えない弟。
渦潮に飲まれるアノニマスの面。
ぐるぐる海底に沈んでは、ひょっこりまた不気味に海面に浮かぶ。
いろんなものを道連れにして、いつまで繰り返すのだろう。

私はまだ良い。
同居している家族が今までどれぐらい周りに頭を下げ、
どれほどの労力を使ったか。
実の息子を殺めた元官僚のニュースがありましたが、胸が痛む。
地元で事件が起きるたび、加害者は弟じゃないかとはっとします。

相手が精神の病を持っていようが障害があろうが、
むやみなやさしさは毒になり得ると私は思っています。
やさしいとはいったいどういうことだろう。
本当にその人のためになるということは、どういうことだろう。
最近、よくそんなことを考えます。
ときに、毅然とした態度を持って相手に臨む。
そこでたとえ人間関係が絶たれようとも、必要なことだと私は思います。

*はんかくさい・・・北海道弁で「馬鹿の極み」の意

手短に。

タイトルは、先月の私の給料手取り額です。
これでも正規雇用の人間です。

この金額に、
皆さんは何を考え、何を感じるか。

仕事中、上半身から汗が滴り身体を伝って、
ズボンのウエストがぐしゃぐしゃになりました。

好きでこの仕事やってます。

こんな私は、馬鹿なのか幸せなのか、
時々わからなくなります・・・・・・。
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川崎の殺傷事件から5日経ちました。
当日、思わず書いた「ひとりで死ねって言うな」という意見に対するブログ・・。
今も「ひとりで死ね論争」とか名付けられ、メディアで話題になってますね。

私が書いたものも、かなり感情的なものでした。
論者の藤田氏の背景も全くわかってなかった。
彼は社会的弱者の支援を行っている方だそうです。
実際、そういう活動を行っている方の意見には、
「何故そう言うのか」の動機が明確で説得力があります。

だがしかし。
すごく単純に。

今回の犯人の生い立ち、確かにとても可哀想な境遇だと思います。
でもね、
何の落ち度も無い被害者の方が、比較できない程可哀想だよ。

やはり5日経っても、私は感情的なまんまです。

んで、
いったい社会的弱者の定義って何なん?
という疑問が湧いてきました。

身体的特徴、出自、学歴、病歴、性別、年齢、経済面、思想面などが、
他の多くの人と比べて不利な立場に置かれている人のことを言うらしい。

他の多くの人と比べて、って、どこで線引きするのだろう?
広義では、私も社会的弱者じゃん?
寛解してるものの、いまだに精神薬と睡眠薬を飲んで就寝し、
しんどいと言いながら働き、薄給を頂きなんとか生きています。
しかし、誰も私を「社会的弱者」とは認定しないと思います。
自分でも思わないし。
薄給だとしても、毎日外に出て働き、外部と繋がっていること、
がラインなのだろうか?

今の私が、「私は社会的弱者だよ!!」と大声で叫べば、
周りは冗談だと思って大笑いするでしょうね。
だけど、仕事を辞め、カーテンも開けない散らかった部屋に引きこもり、
訪ねてきた市の福祉課の人に、
「私は社会的弱者だよ!!」と叫んだらどうなるのか。
顔を引きつらせ、腫れ物に触るように丁重に扱われるんでしょうか。

どちらも、同じ私なのに。
社会的弱者って、いったい何やねん。

あと、もう二つ。今回の事件について。

「社会的弱者」である犯人も、
柳葉包丁両手に持って子どもの前に現れた時点で、
もう強者になっちゃうんでないの?
これもネットで言うなって言うけど、
完全に無敵なんでないの?

被害で負傷した方に、
「命が助かって良かったね」とはとても言えない。
包丁で切られるダメージって相当なものです。
長いリハビリが余儀なくされるでしょう。
後遺症に苦しむ方もいるでしょう。
「痛いよーおかあさーん」
事件直後の様子を映したテレビから聞こえた声。

この事件の本当の弱者は誰???
まず寄り添うべきは、誰だと思いますか?

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